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ファーウェイ本社キャンパス・ツアー第2弾

中国・深セン市のファーウェイ本社には4万人を超える従業員が働いており、同市坂田(バンティエン)地区には東京ディズニーランドの約4倍にあたる200万㎡もの広大なメイン・キャンパスが広がっています。HuaWaveでは2012年1月号で「ファーウェイ本社・キャンパス・ツアー」として、R&Dセンターやロジスティック・センター、データセンターなど、キャンパス内の主要な施設をご紹介しました。今回はその第2弾として、本社で働く従業員の日常生活をサポートする設備やサービスを特集します。中国国内だけでなく世界各国からの従業員が集まる本社キャンパスには、彼らが快適な生活を送り、業務に全力投球できるよう、さまざまな配慮がなされています。

百草園(バイツァオ・ガーデン)

従業員向け設備が最も集中しているのが、キャンパスの北端にある百草園と呼ばれるエリアです。このエリアだけで東京の日比谷公園ほどの面積があり、その中に社員寮、出張社員・お客様向けのホテル『英華苑(インファー・ユェン)』のほか、北京大学が運営する病院、数々のレクリエーション施設が集まるクラブハウス、コンビニや美容院などの商店が集まっていて、ここだけで生活に必要なもののほとんどをまかなうことがでときます。百草園の社員寮は約3,000室ですが、現在キャンパスから車で10分ほどのころに1万人が入居できる新たな寮の建設を計画しています。

食堂・カフェ

住環境とともに、食も従業員の快適な生活と効率的な仕事を支える重要な要素です。広大なキャンパスのすべてのエリアにそれぞれひとつ以上の食堂があり、中国各地の料理をはじめ、インド料理やムスリム向けハラール食材を使った料理など、多彩なメニューを手ごろな値段で味わうことができます。従業員向けの食堂だけでなく、お客様をお招きできるようなちょっとおしゃれなレストランもあります。また、品質維持のため、利用者からのフィードバックに基づいて定期的に業者の入れ替えを行っています。

2012年からはキャンパスの各所に『illy』のエスプレッソ・ドリンクを提供するカフェができました。当初は主に外国人従業員に利用されていましたが、いまでは『New World Cafe』という店名の通り、国籍を問わず、ちょっとしたミーティングやコーヒー・ブレイクができる憩いの場として好評を得ています。

買い物・各種サービス

食堂にはコンビニエンス・ストアが併設されていて、ちょっとした買い物に便利です。また、ファーウェイの端末製品を社員価格で購入できるコーナーも。変わったところでは、豊富な品揃えのワインショップもあります。

また、キャンパス内には銀行窓口やATMがいくつかあり、外へ出なくても用事を済ませることができます。トラベルデスクは社員の出張手配を受け持つほか、帰省や旅行の際にも個人で利用でき、社員の週末旅行向けにさまざまなツアーを企画しています。

礼拝室

本社に勤務する従業員には中国以外の国の出身者も多く、多様な文化的背景を持つ人たちが働いています。中東地域出身の従業員のために、キャンパス内にはイスラム教の礼拝室が数か所に設けられています。

交通サービス

とにかく広大なキャンパス、しかも一年中蒸し暑い深では徒歩での移動は一苦労です。そこで、エリア間の移動には各エリアを巡回するバン・サービスが利用されています。また、深セン市中心部や近郊から通勤する従業員のために、朝晩はキャンパスとの間を行き来する通勤シャトルも走っています。

交友協会主催の合コン

仕事熱心なファーウェイの従業員にとって、出会いの場はなかなかありません。従業員で組織される交友協会では、独身者の会員を対象にキャンパス内外での合コンなどさまざな交流イベントを開催しています。

ファーウェイ・ユニバーシティ

緑豊かなJエリアにあるトレーニング・センターでは、ファーウェイ・ユニバーシティと呼ばれる組織が、ファーウェイの従業員向け研修のほか、お客様やパートナーを対象としたさまざまなトレーニング・プログラムを実施しています。メインの建物にはマルチメディア・ルームや大ホールを含む112のトレーニング・ルームがあり、全体で2,000人が同時に研修を受けられるようになっています。最新の設備に加え、ロンドンのミレニアム・ブリッジや香港国際空港を手がけた英国の著名な建築家ノーマン・フォスターによる美しい中庭や太陽光を取り入れた設計で、快適な学習環境を提供しています。

ファーウェイ本社で働くってどんな感じ?

ホリー・ラネヴォザナニー(Holy Ranaivozanany)

ファーウェイ 渉外・広報本部CSR担当

出身はマダガスカルですが、フランス・パリで教育を受けました。通信事業者のマーケティング職を経てCSR担当となり、2011年にファーウェイがCSR活動を本格化させるにあたり、専任部署の立ち上げのために入社し、深に来ました。中国で暮らすのは初めてで、中国語も学んだことはありませんでしたが、外国人従業員をサポートするメンターや、英語が堪能な同僚たちが助けてくれますし、キャンパス内の食事や仕事環境にはさまざまな文化的背景を持つ従業員への配慮がされているので、いまでは特に不自由は感じません。若くてエネルギッシュな同僚たちとともに仕事ができること、やる気さえあれば大きなチャンスをもらえることが、ファーウェイで働く大きな魅力です。

周永鋭 (ジョウ・ヨンルイ)

ファーウェイ 購買運営サポート部部長

四川省出身で、2006年にファーウェイに入社してから、サウジアラビアやアラブ首長国連邦など中東諸国で7年間過ごし、2013年に深社に戻ってきました。ファーウェイのキャンパスは緑豊かな郊外にあり、市の中心部に比べて静かで落ち着いていて、大学のキャンパスのような雰囲気があります。ドバイに長く住んでいたので海辺の景色が恋しくて、深でもベイエリアに住んでいますが、車で片道1時間ほどで通勤できるので苦労はありません。深は都市としての歴史がまだ35年ほどの若い街で、ほとんどの住民が海外を含む別の土地からやってきた人たちなので、文化的にとても多様であることが気に入っています。ここに住めば誰もが深、出身地や方言を気にする人はいません。ファーウェイで、海外赴任や深での生活を通じて世界を知り、視野を広げる機会を得ることができ、大きなやりがいを感じています。

ファーウェイ・ジャパンでは毎年特に優秀な業績を収めた従業員を表彰しており、そのアワードの一部として、受賞した現地採用の社員を家族とともに本社キャンパスへ招待しています。本社の職場環境を体験し、本社社員と交流できる貴重な機会になると同時に、同行する家族にもファーウェイという会社や中国の文化・生活について知ってもらうことができ、参加者からは好評を博しています。