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ファーウェイ、CloudFabricソリューションでブラジルの次世代IXPネットワーク構築を支援

2017.03.30

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とブラジルネットワーク情報センター(Brazilian Network Information Center、NIC.br)は3月23日、世界最大級のICT見本市CeBIT2017(3月20~24日、ドイツ・ハノーバー)において、ファーウェイのCloudFabricソリューションを用いた次世代IXPネットワーク構築を契機に長期的なパートナーシップを開始したことを発表しました。

NIC.brの次世代IXPネットワーク完成式典に出席したNIC.br IXPプロジェクト ディレクター ミルトン・カオル・カシワクラ氏(写真右)と
ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ ネットワーキングマーケティング部門CTO 呉褘晟

NIC.brはブラジルインターネット運営委員会(Brazilian Internet Steering Committee、CGI.br)による決定事項や同委員会で策定されたプロジェクトを実施するために創設された機関で、ブラジル国内で提供されるすべてのインターネットサービスに関する調整やインテグレーションを行っています。NIC.brの配下には、IXPサービスを管轄し、世界最大級の加入企業数を誇るIXPプロバイダーの1つであるブラジルインターネットエクスチェンジなどの複数の部門があります。

NIC.brでIXPプロジェクトのディレクターを務めるミルトン・カオル・カシワクラ(Milton Kaoru Kashiwakura)氏は次のように述べています。「クラウドコンピューティングが急速に発展し、デジタル変革を加速させる企業が増加するにつれ、加入企業のネットワーク帯域や迅速なサービス展開に対する需要が高まっています。こうしたなか、拡張性・汎用性に優れ、高い電力効率と容易な運用を同時に実現するネットワークを構築し、1,000を超える加入企業に最高品質のサービスを継続的に提供することが、NIC.brにとっての喫緊の課題となっています」

NIC.brはCloudFabricソリューション導入にあたり、ファーウェイのCloudEngine 12800シリーズ データセンタースイッチとOSN902光伝送デバイスを採用し、次世代IXPネットワークを構築しています。

1. 柔軟な拡張が可能な高速IXPネットワーク

ファーウェイのCloudFabricソリューションは高密度な25G、40G、100Gポートを提供することで、NIC.brの加入企業による大規模な高速通信を可能にします。また、200G x 80の波長に対応した大容量の伝送プラットフォームにより、増加を続ける帯域需要に対応します。帯域は迅速かつ容易に拡張可能で、これまで数日を要していた作業が数分で完了できます。また、業界をリードする仮想化技術によって、テナント数が1,600万を超えるデータセンターを運用できるため、NIC.br.の加入企業の増加にも対応します。

2.迅速な展開が可能なIXPネットワーク

本ソリューションでは一般的なインターネットサービスに対応したSLAテンプレートを用意しているため、インターネットサービスの迅速かつ簡便な展開が可能です。また、広範なサードパーティ製ICT機器や管理プラットフォームと互換性を確保しており、NIC.brのスムーズな進化をサポートします。さらに、SDNコントローラークラスターや光レイヤーのASON(Automatically Switched Optical Network)など、ファーウェイの革新的なテクノロジーによって、継続的かつ障害のないサービス運用を実現し、高品質なユーザー体験を保証します。

3. 電力効率が高く、運用が容易なIXPネットワーク

さらに本ソリューションでは、光伝送レイヤー、IPレイヤー、オーバーレイレイヤー、サービスロジックレイヤーの各レイヤーごとに階層化され可視化されたO&Mが提供されるため、NIC.brとその加入企業はより迅速に障害箇所を特定できるようになります。また、SDNベースのリアルタイム測定技術によって、加入企業、テナント、サービスの要件ごとに異なるSLAを定義できるため、NIC.brはよりきめ細かな運用管理を実現できます。19インチラックにフィットするファーウェイの光伝送デバイスはプラグアンドプレイ型のモジュールを備え、既存のマシンルーム内に容易に設置することができ、CAPEX削減につながるほか、先進的な省エネ技術によって業界最高クラスの消費電力率を実現し、消費電力を削減できます。

ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ ネットワーキングマーケティング部門CTOである呉褘晟(マーク・ウー)は次のように述べています。「NIC.brが業界をリードする次世代IXPネットワークの構築にあたりファーウェイをパートナーに選んでいただいたことを嬉しく思います。クラウドベースのソリューションを選択する企業やISPが増えるなか、IXPサービスに対する需要は増加の一途を辿っています。ファーウェイは今後もCloudFabricソリューションの提供を通じて、IXPによるこうした需要への対応と高品質な次世代IXPサービスの実現を支援していきます」

【ブラジルネットワーク情報センターについて】
ブラジルネットワーク情報センター(Brazilian Network Information Center、NIC.br)は非営利企業であり、2005年以来、ドメイン「.br」に関する管理・運営責任を担っています。ブラジルインターネット運営委員会(Brazilian Internet Steering Committee、CGI.br)による決定事項や同委員会で策定されたプロジェクトを実施するために創設された機関で、ブラジル国内で提供されるすべてのインターネットサービスに関する調整やインテグレーションを行っています。詳しくは同社ウェブサイトwww.nic.br/about-nic-br/ または以下をご参照ください。
Flickr: http://www.flickr.com/NICbr/
Twitter: http://www.twitter.com/comuNICbr/
Facebook: www.facebook.com/nic.br

本参考資料は2017年3月23日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。