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ファーウェイ、第6回サイエンス・インカレに協賛し企業賞を授与

受賞研究は、早稲田大学創造理工学部総合機械工学科4年 秋元渓さんの 「マイクロチタン線を用いた細胞シート間における人工細動脈の作製」
2017.03.07

受賞研究は、早稲田大学創造理工学部総合機械工学科4年 秋元渓さんの「マイクロチタン線を用いた細胞シート間における人工細動脈の作製」

華為技術日本株式会社(以下、ファーウェイ・ジャパン)は、ファーウェイがグローバルで取り組むICT人材育成の一環として、文部科学省主催第6回「サイエンス・インカレ」(3月4日・5日、筑波大学 筑波キャンパス春日エリア)に協賛し、早稲田大学創造理工学部総合機械工学科4年 秋元渓さんの再生医療における「マイクロチタン線を用いた細胞シート間における人工細動脈の作製」に関する研究にサイエンス・インカレ・コンソーシアム参加企業賞「ファーウェイ賞」を授与しました。今年で6回目となる同大会では、日本全国から参加した学生271名が研究の成果を披露しました。ファーウェイは2015年から3年連続で同大会に協賛するとともに、新規性、実用性、グローバルに活躍できるコミュニケーション力を基準として選出する「ファーウェイ賞」を授与しています。

                                         

「ファーウェイ賞」を受賞した早稲田大学創造理工学部総合機械工学科4年 秋元 渓さんと

ファーウェイ・ジャパン 渉外・広報本部長 林 嘯(リン・ショウ)

世界170か国以上でICTソリューションを提供するファーウェイは、毎年売上高の10%以上を研究開発に投資し、各国の優れた人材、パートナー企業とともに顧客の課題解決につながるイノベーションに取り組んでいます。同時に責任ある企業市民として、ファーウェイ社内の研修機関であるファーウェイ・ユニバーシティと世界45か所に設置するトレーニング・センターを中心に地域のICT人材育成に取り組むほか、日本では2012年から継続する新卒の定期採用や「サイエンス・インカレ」への協賛や、日本を含む世界96か国から2,700人以上の学生が参加するファーウェイ本社(中国・深圳)でのICT研修プログラム「Seeds for the Future」などを通じて、人を起点とした地域社会への貢献を進めています。

「ファーウェイ賞」の受賞にあたり、早稲田大学の秋元 渓さんは次のように述べています。「再生医療の研究は、まだ初歩の段階です。この研究を基盤に次につなげていきたいです。今回、ファーウェイ賞を受賞して自分のやってきた研究をいろいろな方に評価してもらえたことが、とても嬉しいです」

ファーウェイ・ジャパン 渉外・広報本部長 林 嘯(リン・ショウ)は次のように述べています。「ICTによって世界そして私たちの日常生活も大きな変化を遂げています。また2020年の東京オリンピック・パラリンピックで最高のおもてなしをするためにも、日本のICT産業のさらなる発展は不可欠です。ファーウェイ・ジャパンはサイエンス・インカレやSeeds for the Future を通して、将来世界で活躍するみなさまと一緒に『より“つながった”世界』を築いていければと願っています」

<ご参考>

サイエンス・インカレについて

学生の能力・研究意欲を高めるとともに、課題設定能力、課題探究能力、プレゼンテーション能力等を備えた創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的に2012年2月より文部科学省の主催及び協賛企業・団体の協力により実施されています。全国の科学技術分野を学ぶ学部生が研究を発表し、優れた発表には文部科学大臣賞や企業賞が授与されます。

今年の第6回サイエンス・インカレでは日本全国から参加した学生271名が研究の成果を披露しました。詳しくは文部科学省サイエンス・インカレのホームページをご参照ください。

ファーウェイ賞 受賞研究および選考理由

受賞研究: 発表番号161番 早稲田大学創造理工学部総合機械工学科4年 秋元渓さん

「マイクロチタン線を用いた細胞シート間における人工細動脈の作製」

<概要>再生医療の研究において、患者由来の細胞を用いて作製される組織は未だ複雑な構造を持たないものが多い。実際に臨床試験では二次元状組織の移植が中心であり、三次元状の人工生体組織の移植は課題となっている。この三次元組織を作製する上で、栄養分や酸素を運ぶための血管構造は必要不可欠であるが、生体内にはさまざまなサイズの血管が存在し、生体を模擬した三次元組織を作製するためには任意のサイズの血管を作製する必要がある。今回の受賞研究では、細胞シートの間に生体適合性のあるチタン線、または、血管内皮細胞を接着させたチタン線を挟んで抜く方法をとることで、完全に細胞組織のみで作製された立体組織中に血管構造を作製することが可能となった。

選考理由: 作製方法の新規性と再生医療の将来につながる実用性