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ファーウェイ、世界初となる3.5 GHz帯でのMassive MIMO試験を完了

2017.02.28

3.5 GHz帯の超広帯域の周波数の価値をさらに探求

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)はMWC 2017が間近に迫るなか、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)の協力のもと、東京で同社の3.5 GHz帯の40 MHz幅を使用してMassive MIMO技術に関する検証試験を完了しました。両社は本試験でMassive MIMO技術とマルチキャリア技術を利用して、下り最大1.4 ギガビット/秒の通信速度を達成しました。今回の試験は、ソフトバンク・グループのWireless City Planning株式会社が運用する2.5GHz帯のTDD(AXGP)商用ネットワークを使用して2016年9月に発表された「5G Project」につづく、Massive MIMO技術に関する協業となり、3.5 GHz帯における世界初のMassive MIMOトライアルでもあります。

帯域リソースが豊富な3.5 GHz帯は、世界で最も注目度の高い周波数帯の1つとなっています。このことはLTE TDD市場のグローバルな発展に大きなチャンスをもたらすとともに、LTE TDDは 5Gへの橋渡し的存在としても重要性が高まっており、世界のモバイル業界の注目を集めています。こうしたなか、大規模アンテナと3Dビームフォーミングを導入し、複数のユーザー端末間における周波数の多重化能力を高められるMassive MIMO技術の導入により、新たに基地局の高密度化や広帯域化を実施することなく、周波数利用効率を大幅に向上することが可能です。今回実施した3.5 GHz帯でのMassive MIMO試験によって、3.5 GHz帯の可能性をさらに探求し、LTE-Advancedの商用化に向けた新時代を切り開くことが期待されています。

世界をリードするモバイル通信事業者であるソフトバンクは、過去数年間で爆発的な成長を遂げ、通信トラフィックも著しく増加しています。同社の通信トラフィックは、過去10年間で2,300倍にまで増加し、今後3~5年間はこのまま増加の一途をたどることが予想されています。こうした通信トラフィックの急増を踏まえ、ソフトバンクはファーウェイの協力のもと、2016年9月から東京、大阪、名古屋の主要都市で多数のMassive MIMO基地局を展開しています。さらに今回、ファーウェイは3.5 GHz帯でのMassive MIMOおよび マルチキャリア技術の検証をいち早く完了し、3.5 GHz帯を使用したネットワーク展開を通じてソフトバンクの技術的優位性を確固たるものとしました。

ファーウェイは今後もソフトバンクと協力し、LTEの進化に向けた業界の連携と共同イノベーションをさらに進めつつ最先端のモバイル通信技術を開発し、より多くのユーザーが高品質でユビキタスなモバイル・インターネット・サービスとIoTサービスを利用できることを目指してまいります。

2 月27~3 月2 日までスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC)2017 において、ファーウェイはMassive MIMO技術を含む最新製品やソリューションをFira Gran Via のHall 1(ブース番号1J50)、Hall 3(ブース番号3130)、Hall 4 Innovation City ゾーンで展示します。