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テレフォニカとファーウェイ、5Gおよび次世代RANに関する共同イノベーションで合意

2016.06.30

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は6月22日、世界有数の通信事業者であるテレフォニカ(Telefónica)との第5世代移動通信(5G)および次世代無線アクセス・ネットワーク(RAN)技術に関する共同イノベーションに合意しました。これにより両社は2015年11月に香港で締結した戦略的覚書をもとに、5G技術の研究開発における協力をさらに深めていきます。

モバイル・インターネットとIoTの急速な発展により、モバイル・ブロードバンドが社会の隅々にまで浸透していくなか、より“つながった”世界の実現に向けた優れた青写真が求められています。こうしたなか、超高速スループット、低遅延、大規模接続を前提とする将来の多様なアプリケーションに対応するうえで大きな変革が必要となっている現在の移動体通信網に関して、通信事業者と技術ベンダーの両者がネットワークのカバレッジと容量の拡大、メンテナンスを簡素化することによるネットワークの運用コスト削減、省電力、効率性と柔軟性の改善による新しいサービスの実装を模索しています。

今回のテレフォニカとの合意には、C-RAN、物理的なセルに縛られないユーザー中心の5G向け無線(5G Radio User Centric No Cell)、コア・ネットワークの再構築、Massive MIMOに関する共同イノベーションが含まれ、周波数利用効率を改善し、クラウド・ネイティブなアーキテクチャを構築することを目指します。なかでも、5G向けコア・ネットワークのアーキテクチャの進化とC-RANが主な検証分野となります。

ファーウェイ無線ネットワーク部門プレジデントである汪涛(デビッド・ワン)は、この合意にあたり次のように述べています。「テレフォニカは、モバイル・ネットワークの今後のトレンドについて確かな洞察を持っています。一方でファーウェイは、5Gを実現する重要な革新的技術に大きく投資しており、こうした2社の協業はより“つながった”世界を構築していくうえでの支えになるでしょう」

また、テレフォニカ・グループの最高技術責任者であるエンリケ・ブランコ(Enrique Blanco)氏は次のように述べています。「今回、ファーウェイと5Gおよび次世代無線アクセス・ネットワークの分野でさらなる協力に合意したことを大変嬉しく思います。本分野でのファーウェイとの協業を通じて、テレフォニカのようなグローバルな通信事業者が持つ真のニーズを共有することで、適切なタイミングで進化したネットワークに適したソリューションを提供するよう注力してもらうことができます」

ファーウェイは過去6年間の5G技術に関する研究開発を通じて、研究とフィールド・テストで豊富な経験を蓄積しています。今後も多くの業界パートナーと協力し、黎明期にある5Gエコシステムの構築を後押しし、5G技術の開発を進めていきます。

5GおよびNG-RANにおける共同イノベーション合意書に署名するテレフォニカ・グループ最高技術責任者エンリケ・ブランコ(Enrique Blanco)氏(左)と、ファーウェイ無線ネットワーク部門プレジデント汪涛(デビッド・ワン)

本参考資料は2016年6月22日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。